原子力関連施設のメンテナンスを草創期から手掛ける株式会社アトックス

最終更新日 2024年2月8日 by barrya

生活に欠かせない電気は、発電所で作り出される電力を使い続けています。
最近では再生可能エネルギーに注目が集まっていますが、従来からの電力を補う目的で存在しているものであり、再生可能エネルギーだけでは日常的に利用する電気を100%賄うことはできません。
ところで、日本の発電の種類には何があるのか、小学生の頃に学んだ人も多いのではないでしょうか。
発電の種類は大きく分けると、火力・原子力・核融合・水力・地熱の5種類になります。

 

火力発電

火力発電は、燃料が持っている化学エネルギーを用いたもので燃料を燃やして得られるエネルギーを電気にするやり方です。
具体的には、燃料が持っている化学エネルギーを燃焼により熱に変換する、この熱エネルギーを運動エネルギーに変換するやり方です。
燃料は地球の資源を活用したもので、重油などがそれに当たりますが重油を燃やすことで煙が生じる、煙は大気を汚染させる要因になる、資源も限りがあるため地球の資源および環境へのリスクが生じるといわれています。

 

原子力発電

原子力発電は、事故などの諸問題から廃止すべきであるといわれていますが、5つの発電方式から原子力発電を取り除いてしまうと日々の生活に欠かせない電力を十分に賄うことができないため、簡単に廃止することができないのが今の時代の現状といえましょう。
この発電方式は、核反応を利用して電力を作り出すやり方で、核反応により熱エネルギーを得ることができます。
設備には十分な安全性が求められるのが特徴で、株式会社アトックスは原子力関連施設のメンテナンスにおいて草創期から手掛けているなどの特徴および強みを持つ会社です。
ちなみに草創期というのは、物事の始まりの時期や初期などを意味する言葉で、株式会社アトックスは日本の中に原子力発電が登場したときから施設のメンテナンスに携わるなど歴史を持つ会社といっても過言ではありません。

 

核融合発電

発電の種類の一つでもある核融合発電は、原子核の融合によりエネルギーを得るやり方で原子力発電と似ているのではないかと思う人も多いのではないでしょうか。
核融合発電は、海水が原料になる発電方式で原子力発電とは全く異なるやり方です。
しかも海水は地球上に大量にあるものであり、持続可能なエネルギー源として今後も伸び続けるのではないかと予測されます。
原子力発電所が事故を引き起こしたことで核分裂と呼ぶ部分について核融合と誤解をする人が多くなっているようです。

原子力発電所では核分裂と呼ぶ化学反応を用いているのが特徴で、その代表となるのがウランと呼ぶ原子核です。
原子核が分裂して2つに割れることを核分裂と呼び、核融合は水素などのような軽い原子核がくっついて一つになることを意味します。
このことからも、核分裂はウランなどの原子核が2つに割れる、核融合は海水に含まれる水素などの原子核が一つになるなどの違いがあるわけです。
もっとも融合と分裂の言葉の意味を理解しておけば誤解することはありませんよね。

 

原子力発電の歴史

日本の中での原子力発電は、1962年9月12日に原子炉での実験に成功したことが始まりといいます。
そして、日本の中で初めて原子力発電がスタートしたのは1963年10月26日、高度経済成長期の時代に登場した発電方式です。
もし、原子力発電が成功していなかった場合、日本の経済は今のように発展しなかったのではないか、このように考える人も多いのではないでしょうか。

テレビをはじめ、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電が普及し始めたのもこの時代、従来からの火力発電と水力発電だけでは家電品を使うこともできなかったなどの考え方もできます。
たびたびの事故などにより原子力発電は懸念されているものの、関連施設にメンテナンスを行っていることからも事故は最小限に抑えられていると考えても良いわけです。

 

株式会社アトックスの役割

株式会社アトックスの役割は、生活に欠かせない電力を作り出すものではなく、電力を供給する上での安全性を維持することにあります。
なお、株式会社アトックスは原子力関連施設のメンテナンスを中心に、長年の研究開発の中で得たノウハウを最大限に活用した放射線技術のノウハウを医療分野にも展開しており、総合エンジニアリングサービスを提供し続けている期待できる企業の一つといえましょう。

放射線と医療と聞いたときにガン治療をイメージする人も多いかと思われますが、放射線は治療だけでなくPET検査機に見られるように予防にも活用されている物質です。
PET検査は従来の検査機では見つけることが難しいとされる細胞の奥に潜む小さなガン細胞の発見にも役立てられており、人間ドックのメニューにたびたび登場することも珍しくありません。
ただ、PET検査機はとても高価なものであり、導入ができる医療機関が限られてしまう、そこで株式会社アトックスは長年のノウハウを用いて、頭部専用の小型PET装置を開発、しかも低コストで導入ができるなどからも注目を集めているようです。