最終更新日 2024年2月8日 by barrya
何となく、IT企業で働いているというとカッコ良く思えます。
実際、世界の株価ランキングを見れば占める割合も多く、経済を回しているのは自分たちといった自負は持っているでしょう。
でも具体的にはどういった会社なのか知らないでいる方も多いです。
小学校でもパソコンを習うのが必須となってきた今の時代、それなら誰でもなれる仕事と思って良いのでしょうか。
レモンカンパニーも参考
IT企業の分類
IT企業はSIとネットの2つの分類が成されます。
SIとはシステムインテグレーターのこと、銀行や官公庁・病院など今やどこもインターネットを使ったシステムを運用することで回していますが、そういった所の大規模なシステムを受託し開発するのが彼らの仕事です。
ハードウェアにソフトウェア・プログラミング・通信キャリアなど組み合わせて、顧客にシステムを提供してそれらの運用・保守管理まで担っているのです。
ネット企業の方はインターネットサービスを提供するお仕事です。
GoogleにLINE・クックパッドなど名前を聞いた事のあるお馴染みの会社で働けます。
インターネット上でサービスを提供すると共に、広告料・使用料をもらう事で収入を得ているわけです。
共通するのはコンピューターを使用しているということ、一般の方よりも上の知識・経験は必要となります。
提携する企業が他と比べて良い意味で目立てて、効率的に仕事が出来て高い利益が得られるようにしなければならないのですから文章力や構成する能力も持っていた方が良いでしょう。
学校で習っているのである程度は出来るし、というくらいでは世界中の誰もが知っているような大企業への採用は不可能、地域に貢献するようなある程度の会社も難しいかもしれません。
もちろん、知識も経験も必要とはいえ始めは皆が未経験者、少しずつ転職を繰り返しながら自身の能力を高めていくのも良いでしょう。
残業も休日出勤も当たり前の世界
次々と新しい技術が生まれている中で、それらをものとしなければならないので大企業に入れても常に勉強を続けていかねばならず、決してカッコいいだけでなく大変な世界です。
残業も休日出勤も当たり前、ブラックなお仕事といったイメージを持たれることも多いです。
特にシステム稼動前は忙しく、徹夜続きとなるようでその噂は決してデマでは無いのです。
何しろ社会システムもネットサービスも発達してきているこの世の中、ITエンジニアの需要はどんどん高まってきています。
それでいて数が足りていないのが現状だからです。
ですが、無茶な残業も休日出勤もさせないホワイトなところも増えました。
IT企業の労働条件は、ここ10年ほどでどんどん改善されては来ているのです。
自身でスキルを高めさえすれば高収入も夢では無い、注目している方は多いです。
IT企業というと技術系ばかりというイメージは強いかも、でもクライアントから仕事を受注しなければやる事は無し・営業マンもいます。
ITに関する経験やスキルを活かしてクライアントに提案をするコンサルタントのお仕事もあるのです。
一般の企業で働く方と技術職との橋渡し役というわけです。
お客様に説明できるだけの知識は持ち合わせていなければならないものの、締め切りに追われて残業ばかりといった事は無く時間の調整はしやすいメリットはあります。
エンジニアとプログラマー
技術系はエンジニア・プログラマーと大きく2つの分けることができます。
クライアントと打ち合わせをしながら、システムを導入することで何を実現するかのヒアリングを行うお仕事です。
導入後は監視や保守を行い、ウイルスやサーバー攻撃にもやられる事なく円滑にお仕事が進められるよう企業様をお手伝いし続けるのです。
技術職と言っても対人関係が多く、ウチに閉じこもりがちな所謂理系のお宅だと仕事が大変そうです。
どっぷりとコンピューターの世界にはまり込んでいたいならばプログラマーの方がおすすめ、エンジニアの設計通りにシステムを動かすお仕事です。
SI企業であれば、まずはプログラマーを経験してsれからエンジニアにといった場合が多いです。
ネット企業はこの二つの区別が無いことが多く、プログラムに携わる人たち全般をエンジニアと呼んでいます。
憧れの職業であるIT社長
IT企業の社長というと大金持ちといったイメージが多いでしょうが、それはごく一部でしかありません。
未経験で入った場合、1年目の年収は250万円程度で他業種とそれほど変わりません。
でもとにかく出来る人材を渇望されている業界ですから、スキルや経験を積んでいけばいくらでも年収は上がっていきます。
その会社の社長のように億万長者とはいきませんが、結構リッチな暮らしは出来るでしょう。
だからこそ、憧れの職業であり結婚したいという相手も多いのです。
今後もコンピューターを使ったシステムやネットサービスは技術的な進化はあれども廃れることはありません。
将来性も高いお仕事、ただ小学校でも習うようになって知識を持つ人の数は増えていっているので、その中で抜きん出るにはかなりの努力は必要となってきます。