iPhone修理の種類やその相場

最終更新日 2024年2月8日 by barrya

iPhoneを持つ女性

iPhoneの修理が必要になるケース

落として画面が割れてしまったり、古くてバッテリーが持たなくなるなど、iPhoneの修理が必要になる場合があります。
保証期間中の自然故障は、自己負担なしで交換が受けられますが、それ以外の故障は有料対応となるのが一般的です。

製品を販売するアップルでは、公式に対応サービスを提供しています。
比較的発生することの多い画面の破損は、iPhone6だと14800円、6sを始めとして7や8では17800円の修理費用が発生します。

端末名にPlusが付く6s以上のモデルは、費用がアップして19800円となっています。
最も負担が高いのは、最新技術が盛り込まれているXで、その金額は全モデルの内で最高の31800円です。

画面の大きさや製造コストも相まって、費用が高額になってしまうのは仕方がないところです。
ただし、アップルが独自に提供する保証に加入しておけば、費用が発生しても一律3400円で収まります。
負担が大幅に軽くなるサービスですから、故障や費用が増えるリスクの高い端末を購入する時は、予め加入を済ませておくのが賢明です。

バッテリーの劣化は交換サービスでリフレッシュ

一方で、長く使用すると避けられないバッテリーの劣化は、交換サービスでリフレッシュすることができます。
iPhone6以降の最新まで、SEを含めたモデルのバッテリー交換費用は、いずれも一律で3200円です。
バッテリーの持ちは使用感に直結しますから、手頃な金額で交換が受けられるのは魅力的です。

ただ、3200円で受けられる修理は一度のみで、二回目以降は別料金が発生する制限があります。
端末を乗り換えて使うユーザーが多いので、あまり問題にはならないでしょうが、この点を踏まえて理解しておくことは大切です。

それ以外のモデルは8800円となっているので、修理を受けるか否か悩むところでしょう。
他のメーカーによっては、旧モデルのバッテリー交換すら受け付けていないので、対応に関してはアップルに軍配が上がります。

思い出のiPhoneや愛着のあるモデルなど、ユーザーの希望で長く使い続けられるのは良いところです。

修理費用について

画面やバッテリー以外の損傷は、状態によって対応の可否が決まったり、費用の金額が決定されることになります。
具体的には、液体の浸入やホームボタンの不具合、アクセサリの問題などに支障のある動作などが該当します。

一応の目安としては、SEモデルが30800円の修理費で、6と6sが33800円、同モデルのPlusバージョンは36800円です。
一転7は35800円の負担で済みますが、8や7Plusは38800円、8Plusになると43800円が請求されます。

Xに関しては端末価格も高額ですが、故障した場合の費用も60800円ととても高めの設定です。
逆に旧モデルは分解やパーツの交換が容易なので、例えば4sだと22800円で済みます。

モデルごとに費用が違い、新しいほど金額が上昇する傾向ですから、その点に最新機種の対応の難しさが見え隠れします。
公式ではやや高額な費用ですが、非正規のショップであれば低価格で修理を引き受けてくれます。

(参考):iPhone画面修理値段

金額だけなら圧倒的に非正規の方が優位

iPhone6を例に挙げると、画面の交換費用は公式の約半額といったところです。
フロントパネルの交換なら3分の1ほどなので、金額だけなら圧倒的に非正規の方が優位です。

バッテリーの交換には5000円ほど掛かりますから、この場合は公式がお得で魅力があります。
しかし、非正規では対応時間が10分程度なので、早く交換して欲しい場合には優位性が逆転します。

ホームボタンやスリープボタンの交換、スピーカーにバイブレーターの交換などは、どれも6000円から7000円あたりが相場です。
公式だと数万円の費用が発生するので、そう考えると非正規のショップを選んでも不思議ではないでしょう。

水没でも5000円程度で復旧できる可能性がありますから、リスクは存在するにしても、選択肢が用意されているのは消費者にとって意味のあることです。
それでも、非正規のショップで分解やパーツの交換を受けると、アップルの正式な保証が失われる結果に至ります。

保証期間が過ぎている時は非正規のショップに任せる

アップルには分解の痕跡や交換したパーツが分かりますから、iPhoneの復旧には慎重な判断が求められます。
保証期間中であれば、特に急いでいない限りは公式に依頼するのが無難です。

ある程度のコストは発生するものの、確実かつ綺麗に直って戻ってくるメリットが得られます。
事前に追加保証に加入しておけば、万が一の故障にも安心して対応できるようになるでしょう。

反対に、保証期間が過ぎている時は、思い切って非正規のショップに任せる選択肢が表れます。
コスト的に優位性がありますし、メーカーが対応できないと判断した物でも、直してもらえる余地があります。

高額なモデルは判断に迷うところですが、予算が限られるなどの理由がなければ、公式を選ぶのが基本となります。
最新モデルは分解の難易度が非常に高く、高度な技術を要しますから、高額な費用にはやむを得ない部分があると考えられます。